はじめての恋。
17.




次の日ー




朝から支度で大忙しだった。


実は、

30分も寝坊してしまい…余裕がありません。




凌久からはLINE一切なし。

今頃、楽しく過ごしてるんだろうなと思うと少しムカつくけど…仕方ない。




ムカつく分、

私も加奈と楽しむことにした。




待ち合わせ場所に行くと既に、加奈がいた。




『加奈〜!久しぶり』

「凛、可愛くなった」

『そう?変わってないと思うけど…』

「凌久くんのおかげだね」

『凌久は今、地元に帰って来年まで会えないんだよ』

「寂しいね」

『寂しいけど、仕方ないね〜』

「凛、ずいぶん大人だね」

『加奈に会えたから、意外と元気』





高校の時もそうだったけど、加奈と一緒にいると話が止まらなくてひたすら話していた。



今日は、

尚更久しぶりだったからお互いのお喋りが止まることを知らなかった。






< 161 / 254 >

この作品をシェア

pagetop