はじめての恋。
6.




家に帰り、眠かった為お昼寝をするつもりが朝まで寝てしまった。





寝過ぎた。

少し、頭が痛い気がする…



寝ぼけながら、スマホを手に取ると凌久くんからLINEが2通入っていた。






「無事帰れた?」

「おやすみ。また明日ね」





返せなくて申し訳なかった。

何だか、急に寝た事に罪悪を感じた。





私は、

『おはよう。昨日はありがとう』

と、送った。





凌久くんから返信が来たのはお昼過ぎ。

それも、LINEじゃなくて電話だった。






『おはよう、昨日寝ちゃった』

「だろうと思った。」

『ごめんね』

「いいよ」

『何かあった?』

「凛に会いたくなった」





恥ずかしい…

慣れてない私は電話越しで赤面状態だった。



まだ、見られてなくて良かった。





『凌久くん、バイトは?』

「あるよ」

『いつ休み?』

「わかんない」

『わからないの?!』

「凛、来て」

『いつ?』

「今」

『いま?』





凌久くん、凄いこと言うね。

まぁ、何もする予定ないし…断る理由はなかったけど…昨日会ったし、会う必要あるのかな。とか思ってしまった。





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