COSMOS
「スポーツフェスティバルっすよね?」

「お~、さすが!ご名答だよ!」

「ってか、調査もしないで舞い込んで来る仕事といえば、スポフェスしかないっすよね?」

「あははっ!そっか、そっか!ごっめ~ん。

でも、それだけじゃないのよ。ワタシが伝えたいのは、その計画の中心人物について、今回はね~、彼で行きましょう。

ほら、あの...なんて言ったっけ、あの超絶イケメン。

ってか、由紗ちゃん、あのイケメンにもなびかないわけ?
どんだけ強靭なハートよ?」


本当にこの人は教師なのだろうか。

全然賢そうでも熱血でも無いのだが。

ただ学生とキャっキャしてるだけにしか見えないのだが。

はぁ...。

朝から疲れる。


「ねぇ、なんか彼をメインにするよう仕向けてくれない?

あれだけの人材がいるのに野放しにしちゃダメよ~。

彼がいれば、なんてかもっとこう、キャーってなると思うのよ!ね?ね?」


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