<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて

最初にきっぱり断ったはずなのに、いつの間にか前向きに検討している自分に苦笑する。


丸め込まれたような。

手のひらで転がされたような。


でも、それが妙に心地よくて。


捜査のためだと、飛び込む先が厳しい世界だとわかっていながらも、背中を押されたのは事実だった。








──そして、目まぐるしく時が過ぎ


「ふふっ、やっぱり来ると思った」

「なんとか通りました。これからどうぞよろしくお願いします」

「ええ、よろしく。楽しみにしてるわ」


私はモデルとして、捜査に励むことになったのだ。

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