お隣さんは裏アリ王子
そう言うと、少し不服そうにしながらも圭はたいてあるご飯をよそってくれた。


「いただきます」


そう言って、2人でご飯を食べ始める。


「うまっ」


「おいしい」


前作ったハンバーグよりもおいしくなってる。


「片付けしとくから、風呂入ってこい」


「じゃあ、お願い」


久しぶりにゆっくりくつろぎたいのか圭が洗い物を引き受けてくれた。


圭のクローゼットの一角から私の服を取り出す。


一緒には、暮らしてないけどご飯も寝る時も一緒だから、半同棲みたいな感じになってる。


私の家に帰るのは、朝着替える時と圭が遅くなる時だけ。


パパもママももう帰ってきてるんだけど、まだ一人暮らしを続けてる。
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