独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



「くだらない噂信じて、おまけにこの子をこんなに泣かせて。僕こーゆー陰湿なこと嫌いなんだよね。見てて腹立つっていうか、虫唾が走るんだよね」


「っ……!」


「次この子を泣かしたらこれだけじゃすまないから」


そう言って、わたしの身体をふわっと抱き上げてその場を去った。



***


どこに連れて行かれるのかと思ったら、初めて月希先輩と出会った準備室へ。


何も言わずに奥へと入って、先輩お気に入りのソファの上におろされた。


と、思ったら。



「ごめんね、僕のせいで嫌な思いさせて」


先輩のほうに優しく抱き寄せられて、おまけに謝ってきたからびっくり。


さっきまで泣いていたわたしを落ち着かせるために、背中をゆっくりさすってくれて。



わたしはどうしたらいいかパニックで、月希先輩の腕の中で身をあずけて固まるだけ。


びっくりしすぎて涙が引っ込んでいっちゃったよ。

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