独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



「い、いいも何も……瑞月くんの気持ち知ってますから……わたしに向いてないってこと」


「それはちゃんと想いを伝えた結果ってこと?」


「そ、そうです……。瑞月くんに好きって言いました。でも……答えが返ってこなかったから。それに瑞月くんは好きな子がいるわけで……」



あぁ、思い出したら泣きそうになる。

夏休みの海で告白したあの日のこと。


もしあのとき、告白なんかしてなかったら、今までどおり瑞月くんのそばにいれたのに。



叶わないってわかっていても、そう簡単に諦められない、それくらい気持ちが強くて。


でも、どれだけ強くても、それが一方通行なら永遠に叶うことなんかなくて。



叶わない恋なんて捨てちゃえばいいのに、胸の中にずっと残り続けるから困る。



「わ、わたしも往生際が悪いんです……。振られたも同然で避けられてるのに、うまく諦めつかなくて……」

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