【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
ああ、律くんにはホント敵わない。
結局いつだって私の気持ちは律くんに動かされる。
さっきはどん底に突き落として、今度は雲突き抜けるくらいまで上げていく。
まるでジェットコースター。
それも世界一を誇る。
「聞かれたくないことなんかじゃ……ないよ」
誰かに聞かれて困ることでも、嫌なことでもない。
「律くんのいいところは、知ってもらいたいって思うから……っ」
チラッと目を上げれば、微かに驚きを見せた律くんがいて。
「やばいな、俺」
独り言のように呟いた律くんは、再び私を見つめ返した。
「そういうとこが可愛いって、なんでわかんねぇの?」
フッと笑った律くんの唇が近づいて、これ以上ないくらい心臓が暴れだして。