【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
憧れのシチュエーション!?
……じゃなくて、今はそんなことを言ってる余裕なんかないわけで。
「……律くん!? なにしてるの!?」
律くんの神聖なるベットに私は背中から倒されている。
「めちゃくちゃ意識しすぎじゃない?」
「っ、」
「そのくせ、もうそういう顔しないとか言って」
「しないよ! だって、律くんが言ったんだから……っ」
いつもなら私はこんなことは言わない。
だけど、平常心なんてものは保てるはずもなくて、悔しくて負けず嫌いみたいなものが出てきてしまった私は反論した。
「もっと可愛い顔しなよ?」
ほら、と……押し倒した私の横に手をついて、律くんが見下ろしてくる。
長い前髪が私に降りかかって、そっと肌を撫でる。
……もう、ダメかも。