【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
「気持ちが大事だって子供の頃から教えてるわよね!?」
「うん……」
「家にあるもんだけど、クッキーなら作れるわよ! お母さんが料理の先生してあげるから!」
まずは火災現場を綺麗にしなさいと母に言われ、全て撤去して片付けたあと、スパルタクッキングが始まった。
「……おお! さすがお母さん!」
お母さんのおかげで焦がすこともなく、チョコチップクッキーが出来上がった。
あまり甘い物が好きじゃないかもしれないと伝えると、じゃあこれならどう?と提案してくれたのだ。