【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
自分でボケツ掘って、わーわー騒ぎ始めて、顔真っ赤。
こんなのつくづく呆れるでしょ。
「り、律くん……あの」
俺が芽衣の肩を解放して離れると、今度は不安そうな顔色で俺を見上げる。
「地球の裏側まで消えたい……」
で、一気に葬式ムードを放ってくる。
クラスの奴らも「西宮の呪いの威力はカンストもんだから気をつけろよ!!」って豪語するだけのことはある。
「あの……っ、律くん! 私、形から入るタイプで……」
かと思ったら、またわけのわかんないことを言ってきて、
「キスだけでも……いっぱいいっぱいで……だからその先なんて、もっと大人になってからって思ってて……でも気持ちはいつでもいいようにこの度は白を……」
「俺言わなかった?」
「へ?」
「男の我慢なんて、きかないもんだと思ってなって」
「律く……っ、」
だから、お前はもう黙って。