南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「栗洲家って一体いくつ建物あるん?」
「十幾つか…多分。」


  なんか呆れて言葉を失う。
   夫婦の部屋は母屋から
    20メートルは離れている
  明治に建てられたような洋館風。


「入って、子供たちはばあばが見てるから今は静かだから。」

「ごめん。」
「で、何?」

「ん…あのね…」

「薫ならって思って言うんだけどね…」
「ん、だから?何その歯に何か詰まったような言い方。」

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