南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「未来さん!ツリーに面した結婚式場めっちゃ良かったですよねー。アタシもあそこで挙げたくなりましたよ。」

ーーアタシも准と…あのチャペルで…
「あ、うん…そうね。良かったよね」
と頑張って明るく言ったつもりでも声のトーンが暗かったようで
ーー挙げられたらいいのに…
「体調悪いんですか?」とわたしの顔を覗き込む茜ちゃん。
「風邪気味なんだって冬ちゃんは」とさりげなくチーフがフォローしてくれた。
「皆さん、これから軽く食事して、島内をご案内した後、未来のうちで夕食を用意しておりますので、そちらで夕食後、男性の方々は近くの民宿にお泊りになっております」と次期村長の托が言うと、
奴が「えーっ!?一緒じゃ…」と言いかけるのを無視するかのように「それでは出発しまーす!」と薫が良いコンビネーションを見せた。
いつもは何かと喧嘩してても結局は仲が良い。それが微笑ましかった。バスの中ではわたしの隣には薫が座る。

ーーアタシも准と…あのチャペルで…
「あ、うん…そうね。良かったよね」
と頑張って明るく言ったつもりでも声のトーンが暗かったようで
ーー挙げられたらいいのに…
「体調悪いんですか?」とわたしの顔を覗き込む茜ちゃん。
「風邪気味なんだって冬ちゃんは」とさりげなくチーフがフォローしてくれた。
「皆さん、これから軽く食事して、島内をご案内した後、未来のうちで夕食を用意しておりますので、そちらで夕食後、男性の方々は近くの民宿にお泊りになっております」と次期村長の托が言うと、
奴が「えーっ!?一緒じゃ…」と言いかけるのを無視するかのように「それでは出発しまーす!」と薫が良いコンビネーションを見せた。
いつもは何かと喧嘩してても結局は仲が良い。それが微笑ましかった。バスの中ではわたしの隣には薫が座る。