南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「結局、4年間、結婚を決めるまで一回もセックスを迫ることは無かったの。キスはするし肌を合わせることはしてもね。」


(せま)って来なかった。どうしても出したい時にはキスしながら自分で処理してた。」


「だから結婚したってわけ。」


 わたしには正直、何のことだか分からなかったけど、それでも良いなあって思った。


   その日、昼過ぎから
    2時間位ではあっても
     課長からチーフに電話があり
   亜紀ネエが会社に出かけた。



    わたし一人のために
     引き留めることなんて
       できっこない。



「ごめん冬ちゃん、すぐ戻って来るからね。」
「ううん、大丈夫。」

と少しだけ無理してたのかも知れないけど笑ってピースした。初めはコーヒーを飲みながら昔の日記を読み返していた。


 それでも徐々に忍び寄る悪夢の記憶との戦いの中に自分の意思とは関係なく放り込まれる恐怖に怯える。


その頃、会社で何が起こっているかなんて知りもしないで…。


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