南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
ホテルに戻った亜紀が部屋に入ると、ベッドの横に倒れ、過呼吸になった未来が亜紀の視界を捉えた。
「冬ちゃん?」
ジーンズの後ろのポケットからスマホをとり救急車を呼んだ。
病院で診察を受けるとそこまで深刻ではないにしても、軽いPTSDを発症しているらしく、しばらく入院することになった。
「課長?」
「チーフ、未来ちゃんはどう?」
「今は薬で眠ってます。」
「課長?」
「あの企画どうなるんです?発案者がいなくなって…。」
「ん…関係ねえよ、そんなこと。個人でやってんじゃないから。そのまま続けるよ。」
「そうですね。」
「悪いけどもう少しいてくれる?」
「分かってますよ。だって冬ちゃんはアタシの妹ですもん。」
「妹?」
「ええ、昨夜、姉妹になったんです。」
「なら安心だ。」
「冬ちゃん?」
ジーンズの後ろのポケットからスマホをとり救急車を呼んだ。
病院で診察を受けるとそこまで深刻ではないにしても、軽いPTSDを発症しているらしく、しばらく入院することになった。
「課長?」
「チーフ、未来ちゃんはどう?」
「今は薬で眠ってます。」
「課長?」
「あの企画どうなるんです?発案者がいなくなって…。」
「ん…関係ねえよ、そんなこと。個人でやってんじゃないから。そのまま続けるよ。」
「そうですね。」
「悪いけどもう少しいてくれる?」
「分かってますよ。だって冬ちゃんはアタシの妹ですもん。」
「妹?」
「ええ、昨夜、姉妹になったんです。」
「なら安心だ。」