覚醒者3号-最終調査報告-
「おい、てめぇらの出番だ」
矢崎がその5人に向かって叫ぶ。
「せっかく外に出してやったんだ、てめぇらの有用性を示してみやがれ。研究班の人員7人をぶち殺した罪を、帳消しにしたけりゃな!」
その言葉を聞いて、グリッ!と。
まるで機械仕掛けのように、5人は矢崎の方を見た。
「「「「「言われるまでもない」」」」」
一糸乱れる事なく。
5人は同じ調子で発言する。
声色まで同じものだから、よく聞いていないと一人が喋っているようにすら聞こえた。
不気味なほどの同調ぶりだった。
矢崎がその5人に向かって叫ぶ。
「せっかく外に出してやったんだ、てめぇらの有用性を示してみやがれ。研究班の人員7人をぶち殺した罪を、帳消しにしたけりゃな!」
その言葉を聞いて、グリッ!と。
まるで機械仕掛けのように、5人は矢崎の方を見た。
「「「「「言われるまでもない」」」」」
一糸乱れる事なく。
5人は同じ調子で発言する。
声色まで同じものだから、よく聞いていないと一人が喋っているようにすら聞こえた。
不気味なほどの同調ぶりだった。