【完】イミテーション・シンデレラ

「そ、そうね。私もこれまでいーろいろな男の人と関係を持ってきたけど
あんたはその中でも、まーまー良かったわよ」

おい、私は何を言っている。 これじゃあ誰とでもやるような尻の軽い女じゃないか。

男性経験すっごく少ない癖に!あんな情熱的なセックス初めてしたのに!
絶頂を迎えたのだって初めての経験なのに。

だけど、私の言葉は止まらない。 昴の手からスッと離れて、長い髪をかき上げて彼を見下ろす。

すると思ってもいない言葉が口をついて出た。

「まあ、悪くなかったからまた相手してやってもいいわよ」

おいーーーーーー?!!!!!???ナニイッチャッテンノ!???!!!自分の脳の構造が分からない。

けれどベッドの中で昴はふふっと小さく笑い「じゃあ、俺専用になってもらえる?」と言った。

お、俺専用のセフレ?!ってか!!!なんつークズ発言を出来るものだ。

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