ドラム女と男達
それから3日後。
私はサトを学校の屋上に呼び出した。
昔シュンスケとの淡い思い出もあるけど
ここしかなかった。
私があけると
すでにサトは来ていた。
「おーっす★」
明るく振るまうサト。
私は笑って返すことはもう出来なかった。
「話ってなんや??」
「・・・・こないだの電話のこと」
サトの顔が曇る。
「ちゃんと話してよ」
「秋には関係ないよ」
「関係あるよ!!!うちとサトはそんなやわな付き合いだったの?!うちが違うよ」
「そうじゃないよ」
「・・・・理由も知らないで別れても・・・・またサトを想っちゃうから」
私はこんな理由でサトを説得するのがイヤだった。
「分かった。」
そうしてサトは話はじめた。