ドラム女と男達
新たな可能性





サトと一緒に帰った日から 私は放課後の練習をサボるようになった。

これは単なる失恋。
そう自分に言い聞かせるけど なかなか立ち直れない。

それだけ本気の恋だったんだ。


まだ麻耶には サトが麻耶を気になっていることは言っていない。





サトは性格もいいし カッコイイし 人気者。
サトの想いを麻耶に打ち明けたら 
サトのことを好きでいられないわけがない。
麻耶にサトをとられるのが嫌だったんだ。

本当に最低な私。


それを知らずに いつも明るく話しかけてくる麻耶。





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