ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目


「ほら心美ちゃん。
 苦しそうな顔してる」


 幼馴染って、こういう時するどすぎ。
 
 私の心の中、
 天音君に丸見えなのかな?



「明日ね……
 私……遊園地に行くの……」


「綺月君に誘われたの?」


「デートじゃないよ///
曲作りを手伝ってって言われて……」



 そう。デートじゃない。
 ただのお手伝い。


 綺月君は、私のことなんて
 なんとも思っていないんだから。



「じゃあ明日の朝8時に、
 僕のお家に来れる?」


「天音君のお家?」


「心美ちゃんに魔法をかけてあげる。
 ドラキュラを虜にしちゃう魔法」


「ドラキュラって……」


「似てるよね、綺月君って。
 心美ちゃんの推しキャラに」


 私も……

 ヴァン様と綺月君は似てるなって
 思ったけど……

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