ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目
唇が重なったまま、
ビクンと肩を跳ね上げた綺月君。
勢いよく、唇が引き離され。
「あっ…… ごめん……」と、
なぜか謝られ。
わけがわからず、放心状態の私。
綺月君……
いきなりうつむいて、
どうしちゃったんだろう……
私とキスした瞬間、気づいちゃった?
やっぱり私のことなんて、
好きじゃなかったって。
「心美……ごめん……」
「……いいよ」
どうせ私は、
綺月君に好きになってもらえるような
人間じゃないから……
「俺、楽屋に行って来ていい?」
「……うん」
「今、頭の中に浮かんだメロディ。
どうしても、書き残したくて」
……
……
え? メロディ?