東京ルミナスピラー
~翌日~


『……んや! はよ……かい! ええい! はよ起きい言うとるやろうが!』


頭の中に響く大和さんの声で目を覚まし、辺りを見回すと、ベッドの上には美空ちゃんと夕蘭が、床には宗司がいびきをかいて寝ていて、俺もベッドにもたれて寝ていたんだというのがわかった。


あれから、話をしていたら宗司がお菓子と飲み物を持って来てバカ騒ぎ。


ゆっくり休めと言われたけど、果たして休めたかどうかはわからないな。


それにしても大和さん、そんなに大声を張り上げてどうしたというのだろうか。


『西軍全員に一斉通信や! いや、これは西軍だけやない! 全軍に関わることや! バベルの塔付近の卵が一斉に孵って、各軍に侵攻を開始した! 相手はポーンとナイトや、戦えるやつはすぐに起きて戦闘準備をせぇ!』


卵が……孵った?


いや、それは大変だぞ!


雨のように降り注ぎ続けた卵が孵っただなんて、一体どれだけの数なんだよ!


「お、おい! 皆起きろ! 鬼が……いや、ポーンとナイトが攻めてきてるって!」


鬼ならともかく、その変異種のポーンやナイトが相手では、戦える人は限られる。


戦える俺達が呑気に寝ている場合ではないのだ。
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