東京ルミナスピラー
まさか……あの人が復活するには少し早い気がする。


だけど、この技は間違いなくあの人のもので……他の誰にも使えない物だ。


「ハッ! なんやえらい最高のタイミングで登場するやないですか……でも、待ってたで! 篠田さん!」


「ったくよ、人がせっかく気持ちよく寝てんのに、おっさんの声で起こされたからな。気分は最悪だぜ。早く復活するのも考えものだな。もう少し待ってりゃ、元の世界に戻れてたかもしれねぇのによ」


そう、振り返るとそこには、タケさんが頭を掻きながら立っていたのだ。


話から察するに、宗司のファストリボーンに準ずるスキルを習得していたのだろう。


予想よりもかなり早い復活に、俺の心は踊った。


「……俺の首を取りに来たクソガキも、俺を撃ったクソ女も、必死に戦ってんじゃねぇか。ちったぁ俺の苦労がわかったと見えるな」


「意地悪言うなよタケさん! 今はそれどころじゃないのは見ればわかるだろ!?」


宗司はやっぱり、タケさんと顔を合わせるのは気まずいみたいだけど、当のタケさんはニヤニヤ笑っていて楽しんでいるようにも見えるな。


「冗談だよバカ。お前ら、バベルの塔に向かうんだろ? だったら行ってこいよ。ここは俺が引き継いでやるからよ」
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