東京ルミナスピラー
「な、なんだいなんだいあの人間は! 本当に人間なのかい!? あんなデタラメな強さの人間、見たことないよ!」


「は、はは……そうやろ爛鬼。あの人は篠田武久。『運命の少年』と共に戦い、時には立ちはだかって、成長を見届けてきた漢や。その漢がここを任せろと言うとるんや……これはいけるで!」


そう、爛鬼の言うように、タケさんの強さはデタラメだ。


だからこそ、一緒にバベルの塔に来てほしいと願っていたんだけど……どうやらそういうわけにもいかないようだ。


「行ってこいガキ共! 未来を作るのは俺達のような老人じゃねぇ! お前らが手にしろ! 自分達の未来ってやつをよ!」


「タケさん……」


戦う漢の背中は、なんて大きくて強いのだろう。


その想いに、胸の奥が熱くなるのを感じる。


「篠田さん、命預けるで! 葵くん、宗司くん! お前らはバベルの塔に向かえ! ワシらが食い止めとる間に、キングが破壊されんうちに、バベルの塔を登り切るんや! 待っててもこの波は止まらん! なら、行くしかないで!」


タケさんの登場により、一変した戦況。


俺と宗司は顔を見合わせて頷くと、バベルの塔に向かう為にビルの上へと飛び上がった。
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