東京ルミナスピラー
「強酸性の血液? いや、毒か? ビショップと名乗るだけはあるな。そういう部分は昔と変わらない」


父さんの記憶か、母さんの記憶かはわからないけど、脳裏に昔のビショップとの戦いが過ぎる。


「そのようです。ですがあっさり終わりましたね。流石は舞桜さん。痺れる強さです!」


小さく、パチパチと手を叩いて褒める大塚さんだったが、その言葉通りにはいかないようで。


「またあの緑の光! こいつから出てたの!?」


夕蘭が指差したビショップの身体が、緑の光に包まれて。


そして、切断された首が再生したのだ。


「ククク……この身体の再生力を試す為とは言え、わざと斬られるのは少々苦しかったぞ。だが、俺は確信した! 俺こそ最強! ビショップこそ究極の生命体なのだ! 貴様らゴミクズが、俺の相手になると思うなよ!」


そう言いながらグッと拳を握り、爪を肉に食い込ませたのか、血が滴り落ちる。


そして腕を俺達に振り、血液を飛ばしたのだ。


「まずい! 避けろ!」


俺が叫ぶまでもなく、既に皆回避行動を取っていた。


小さな雫一滴たりとも触れることが出来ない。


そして、ビショップを攻撃すればするほど、俺達に不利な状況に陥るのだ。
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