東京ルミナスピラー
「どうするどうする! 攻撃しても血に当たったらダメなんだろ!? だったら手が出せねぇじゃねえかよ!」


ハルベルトから弓に持ち替え、俺達とは反対の位置から矢を放つ宗司。


だが、それは決定的なダメージになっているとは言い難い攻撃だった。


「そうだ、その顔だ! 恐れ慄け! 俺は最強の男、荒獅子の黒井風助だ! ビショップとなってより強力な力を手に入れた! 決着を付けようぜ、『死神』! そして『黒狼』!」


ビショップが手を伸ばし、階段を塞ぐように腕を置いた。


そして階段に沿って、腕を擦り付けるようにして階段を破壊しながら下に向かって高速で腕を動かしたのだ。


大塚さんと舞桜は流石の反応を見せて、ビショップの身体を蹴って上方へと逃げるが、問題は夕蘭だった。


強くなったとは言え、軽やかな身のこなしを得意とする戦い方ではない。


ビショップの攻撃を回避しながら夕蘭を心配して振り返ったが、自分でもそれはわかっているのか、階下へと移動して難を逃れたようだ。


だが、一人だけビショップの攻撃をモロに食らった人がいた。


「ぐへっ!」


その腕の直撃を食らい、壁まで吹っ飛ばされたのはミモザだった。


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