東京ルミナスピラー
「そ、宗司っ!」


叫びたくなる気持ちを堪え、ビショップを睨み付ける。


ここで俺が感情に負けて取り乱せば、チャンスを無駄にしてしまうかもしれない。


それだけは絶対に避けなければならないことだ。


「ぐふ……お、おのれ……どこまでも俺の邪魔をするガキめ……くっ……なんだ……身体が形を保てん!」


核を破壊された影響か、ビショップの身体が変色し、徐々に腐り始めているようで、腐臭が漂い始める。


「行くぞ! 葵! 大塚! ここで殺らなければ、何の為に仲間が命を賭したのかわからなくなる! 託された想いを無駄にするな!」


その言葉に背中を押され、ビショップに向かって飛び出した俺は、それよりも早くビショップに迫る舞桜を見た。


ビショップの頭の上、雷を纏った野太刀を、身体を回転させて稲妻のように直撃させる。


「疾風迅雷・回転鋸!」


その名の通り、回転ノコギリのようにビショップを真っ二つに斬り裂いて、血が肉が、舞桜に襲い掛かった。


「舞桜! 危ないっ!」


「ふんっ! この程度、覚悟があれば防ぐのは容易い!」


そう言い、野太刀を背中に回すと、着ている服の背中を斬り、服を脱いで降り掛かる血肉を防いだのだ。
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