東京ルミナスピラー
大和さんによると、爆弾を自分のPBSとリンクさせることにより、時限式か任意のタイミングで爆発させることが出来るらしい。


爆発するまでなら、その設定を変更することは可能ということで、とりあえず任意でリンクさせることにした。


蘭子と吹雪さんは必要ないということで、俺が二つ、宗司が一つ持つことに。


「結城さんは人形町通りを真っ直ぐ行けばいずれ出会えるはずや。もしも会えんかったら、あの場所におるかもしらんな」


ポンと俺の肩を叩いて、再び南軍の方を向いた大和さん。


「……俺達が裏切り者だっていう主張はわかったけどよ、大和さんはそうは思ってないのかよ? こうやって目の前に他軍の人間を連れて現れてるんだぜ?」


宗司のその言葉を、ハンッと鼻で笑ってみせた大和さん。


呆れたように首を横に振って答えた。


「ワシみたいな、ろくに戦えんやつを前にしても襲ってこんならそういうことやろ。弱くとも、冷静に判断出来る頭は持っとるつもりやで」


俺達を信用している……というわけではないにしても、状況から俺達の行動を判断してくれるのは助かる。


下手に情に流されないし、噂話にも左右されない大和さんこそ、信じられる人なのかもしれないな。
< 538 / 1,486 >

この作品をシェア

pagetop