溺愛フレグランス
「俺は晴美に他の男と結婚してほしくない。
マジで、すごく嫌だ。
この気持ちって何だろう?って、ここ最近、ずっと考えてた」
朔太郎は当たり前のように私を抱きしめる。その特権は自分だけのものみたいに。
そして、可愛い笑みを浮かべて、私に軽くキスをした。
「幼なじみってこういう事、普通はやらないんだって。
でも、俺達は、何かあるたびにこうやって簡単にキスをしてきた。
このキスの意味って、何だと思う?」
朔太郎は楽しそうに微笑みながら、濃厚でべったりなキスをして私の思考を破壊する。
「このキスに意味はない…
今までしてきたたくさんのキスにも何も意味はないの…
二人の間では挨拶みたいなものだから」
私は息も絶え絶えでそう言った。
でも、朔太郎のキスは大好き。
あったかくて優しくて甘くて美味しい、私だけの朔太郎のキス。
毎日したいと思っていた。幼い頃からずっと…
朔太郎はもう我慢できないという顔をして、私の口元から自分のくちびるを必死に離した。
「この歳になって、こんな形でまた晴美と親密になれて…
なんかさ、幼なじみっていう便利な関係性が邪魔になってきた」