会長。私と恋のゲームをしてください。
会長の知らない一面を、今日はたくさん知れた。

嬉しい。


ありがとう、ございま、す……。



「すー、すー」



私はいつの間にか意識を手放していた。

会長の腕の中で、眠りについた。

温かくて、全てを包み込んでくれるような、その優しい腕の中で。



「寝たのか?」



会長が、ふっと笑った。


これは夢?

会長が私を抱きしめてくれて。

なにか、ささやいている。


す、き……?

好きって言ってくれているの……?


私も、好きですよ。

会長……。


思わず頬がほころぶ。


温かくて、幸せな夢……。

今日は、ありがとうございました……。
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