会長。私と恋のゲームをしてください。
そんなことを考えながら歩いていると、学校へ着いた。


校門をくぐりぬけ、昇降口に向かって歩いていると。

視線が私たちに集まっているような気がする。



「ねぇ、あれ……」

「なに……。イメチェン?」

「会長の隣、歩いているのってさぁ、」



ひそひそ声と、冷たい視線が向けられているような気がする。

気のせいかな。


そう思って、ちらりと周りを見ると、そらされる視線。


なんだろう。

今日、メガネも三つ編みもしていないから、驚いているだけなのかな。

それにしては不自然な空気の気がする。



「北澤」

「あっ。昇降口着きましたね! 私、こっちなんで」



会長の返事も待たず、私は自分の下駄箱へ走った。


嫌な予感がする。

というか、嫌な予感しかしない。

視線も決して温かいものではない。

冷たいどころか、針をさすような視線。
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