幸せの鐘

「この映画見たかった♪」




怪我も治って今日は麻友と映画デート♪





麻友はあの事件の後怪我で動けない
私の所に毎日のように来てくれた。




麻友が親友で良かったって改めて思った。





映画見て、たまには服を買えって
お金を使い切れないくらいもたせた蒼汰くん。





「何か、あの3人のお金の使い方って
次元が違うよね・・」



「和希くんも?」



「うん。

だって、私がほしかったものとか
可愛い!って言ったもの次の日に
買ってくるんだよ!?

麻友がほしいものは全部買うって
恐ろしいこと言うから・・」



「蒼汰くんも全く一緒だ・・」




お金事情は本人たちにしか
わからないけど私達にはわからない
お金の使い方。




「そろそろ帰ろっか。」



「杏送ってく。」



「いいの?」



「一人で帰らせれない!」





マンションに戻って中に入ると
リビングの電気がついてる。




今日遅くなるって言ってたけど
早く仕事が終わったのかな?




ドアを開けると


パーン!とクラッカーの音がなった。




「杏ちゃん誕生日おめでとう!」



「杏ちゃんおめでとう!」



「おめでとう。」




あ、今日私誕生日だったんだ・・




いろいろありすぎて忘れてた・・




みんなにお祝いしてもらえることが
すごく嬉しくて涙が溢れる。




「ほらほら!杏座ろ。」



机の上には豪華な料理が並んでる。




ご飯を食べながらみんなでワイワイ盛り上がった





あっという間に食べ終わって
まさかの蒼汰くんが手作りしてくれた
ケーキを持ってきてくれた。




「すごい!

蒼汰くんありがとう!」



すごく美味しそうだし盛り付けも綺麗で
食べるのがもったいない。




「いただきます。


ん!!おいしい!」



「良かった。」



その後みんなからプレゼントをもらった。



こんなに幸せでいいのかな?ってくらい
嬉しくて幸せ。



みんなが帰った後蒼汰くんと一緒にお風呂。



最近はほとんど毎日一緒に
お風呂に入ってる。



まだタオルを巻いて入らないと無理だけど
< 56 / 85 >

この作品をシェア

pagetop