パリへ追いかけてまで
「うん。彼、建築のコンクールで優勝してスペインの受賞式のあとパリに来たんだけど、
今日と、明日、私のリクエストでパリ観光してね
さっき、アパルトマンまで、送ってもらったの……

抱きしめられて、好きだよって 言われて…
嬉しいけど、まだ私、見習いだし…
明日も一緒に美術館へ行くし、
2ヶ月後には、彼がパリに住んで働くし…
どうすればいいのかわからない…」

「じゃあ、萌ちゃんに、質問よ!
その彼が、違う女の子と結婚したら
心から祝福できる?」

「佐藤さんが、他の女性と結婚……
わからない…
でも、泣いちゃうかな〜」

「質問2! 萌ちゃんは彼に抱きしめられてどうだった? 
生理的に無理? それとも安心?」

「イヤな気持ちは、ないよ…
う〜ん、突然だったけど、イヤで突き飛ばしたりはしてないな…」

「私からすると…付き合っても信用できる人なら、
付き合っても良いんじゃない? お互い仕事してみて無理なら別れると思うし、
運命の相手かもしれないじゃぁない? 」

「運命の相手…… 赤い糸? 」

「何だっけ〜 えーと、 そう!
ソウルメイトよ!
前世でも、縁が深い相手。
お互いが、まるで磁石のように引き合うらしいわ」

「ソウルメイト… 」

「彼が、パリで働いてからでも 遅くないと思うよ」

「うん。良く考えてみるね。
ありがとうマリーさん」



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