ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
写真を見せていたら、待ち合わせ時間の午後3時に。

雄基さんの車が到着。

荷物を持って車に駆け寄り、運転席から下りてきた雄基さんに頭を下げた。



「お待たせ! あ、北松さんのお友達?」

「は、はい! はじめまして! 明莉の友達の光野千夏です!」

「光野さんね。詩恩の兄の冬川雄基です。よろしくね」

「こちらこそよろしくお願いします……!」



千夏……もしかしてお兄さんに一目惚れしたな?

顔が恋する乙女の顔になってるよ?
今日は色々と楽しくなりそう。



「突っ立ってないで早く乗って」

「あっ、ごめん!」



雄基さんと一緒に荷物を運ぶ千夏をニヤけた顔で眺めていると、助手席に乗っている詩恩に催促された。


あんたも乗ってたんかいっ。

心の中でツッコみつつ、急いで荷物を車の中に運んで後部座席に移動した。



「「よろしくお願いします」」

「は~い。あと星くん迎えに行くね」



「しゅっぱ~つ!」とノリノリな雄基さん。
星くんを迎えに車を走らせた。
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