ライオン少女は宇宙系男子を落としたい

準備を着々と進めていると、雄基さん達が帰宅。

予算内でたくさん食べられるよう、色んなお店をあちこち回ったんだって。

ありがとう雄基さん!







「今日は最後まで楽しんでいってね! 乾杯!」

「「「乾杯!」」」



グラスを持って乾杯し、ジュースをのどに流し込む。

っあぁ~! 潤う~!



「いっただっきまーす!」



焼いたお肉にソースをちょんとつけて口の中へ。

んんん~! 美味しいぃ~! 最高~!



「雄基さん! ありがとうございます!」

「いえいえ! たくさん食べて!」



今度は野菜にお肉を包んでかぶりついた。


野菜のみずみずしさと、お肉の弾力、そして肉汁……。
これは永遠に食べられる……!


じっくり味わっていると、斜め前から星くんが「ねぇねぇ」と声をかけてきた。



「北松ちゃんって、ハムスターに似てるって言われない?」

「うん! よく言われる!」

「やっぱり! 頬張ってる姿がそっくりだよね!」

「えへへっ。そう?」



盛り上がる私達に対して、詩恩と千夏は苦笑い。

多分、この2人が思ってることは同じだろう。
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