俺の可愛い彼女の話とか、聞くしかないでしょ?


「…え、ふーがさん!?」

「なっちゃんおはよう。荷物もらうね?」

スマートに重い荷物を車の後ろに積んで、ドアまで開けてくれる。

「あ、ありがとうございます、」

2人とも今日はお昼から仕事らしく、一緒に迎えにきてくれたんやって。

「…夏月本当に1人で東京歩くの?」

「面接やねんからそりゃそうやろ!笑
心配せんで大丈夫やから」

しょー君は、下手したらついていくとでも言いかねない。笑

「勝も俺も、明日は1日撮影だけど、明後日は午前だけなんだよ。
3人で出かけない?」

運転席のふーがさんがミラー越しに目を合わせてくる

「…お2人が絶対バレない変装してくださるのであれば是非お願いしたいです。」

どこへいっても人しかいない東京で2人が週刊誌にでも撮られたら大変だ。

私が叩かれる事があっても、迷惑をかけることだけはしたくない


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