これを愛というのなら
「戻りました」
「お帰り、梓」
「…なにこれ?」
事務所に戻ってから絶句。
ひとつの打ち合わせが終わって、休憩に行く前にはなかった物が私のデスクに置かれていた。
それは、この夏向けのプランの資料で、要は見やすいように作成しろ、ってこと。
「…なんで私が…」
「梓が得意だからでしょ?」
「得意だから…ってね、利香も手伝ってよ?」
「無理。私は今から打ち合わせ」
イジワル、と利香を睨むと、ごめんね、と新郎新婦の資料を持ってサロンに行ってしまった。
「お帰り、梓」
「…なにこれ?」
事務所に戻ってから絶句。
ひとつの打ち合わせが終わって、休憩に行く前にはなかった物が私のデスクに置かれていた。
それは、この夏向けのプランの資料で、要は見やすいように作成しろ、ってこと。
「…なんで私が…」
「梓が得意だからでしょ?」
「得意だから…ってね、利香も手伝ってよ?」
「無理。私は今から打ち合わせ」
イジワル、と利香を睨むと、ごめんね、と新郎新婦の資料を持ってサロンに行ってしまった。