年上幼なじみのあぶない溺愛
ギュッと目を閉じて寝たフリに徹していると、私の髪に春哉くんが触れてきた。
今、春哉くんはどのような表情で私の髪に触れているのだろう。
静かな空間に春哉くんとふたりでいるこの状況にドキドキしていると、今度は頭を優しく撫でてきた。
途端にドキドキがおさまり、同時に悲しさが私の心を覆う。
この撫で方はいつもと同じである。
私を妹のように可愛がってくれる春哉くんが、『よくできたね』や『いい子』と褒めてくれるときに、頭を撫でてくれるのと同じ手つきだった。