年上幼なじみのあぶない溺愛
「あっ、あったぞ倉庫」
「へー、こんなところにあったんだ」
男女ふたり組の声が遠くのほうで聞こえてきた。
さらにその声は近くなってきて、こちらに向かっているのだとわかった。
この状況を見られたら本当に困ると思っていると、ふと春哉くんの手が私から離れていく。
恐る恐る目を開けると、春哉くんは落ち着いた声で私に声をかけてきた。
「志羽。体育祭で使う用具を探してるフリをして。適当で大丈夫だから」
「は、はい……!」
ここは素直に春哉くんに従い、乗り切ろうと思った私は言う通りにする。