おたくの幸せ方程式
おたくの毎日
キラキラのアイシャドウ。ぎゅっと上げたまつ毛にマスカラをのせて。赤らめた頬にするためにのせるチーク。ぷるぷるの唇に、とリップを塗る。伸ばした髪を巻いて、お気に入りの服に袖を通す。


「よし、行くかあ、」


リュックにペンライトと化粧ポーチ、お財布、ミンティア、イヤホンを入れてお気に入りのヒールの靴を履いて家を出た。

向かう先は、大好きな人に会える場所!


私は高梨小春。21歳。世にいうおたくです!
1年前に出会った推しは私の人生をいい意味でも悪い意味でも変えた人。


………今日の現場は、新宿、BLAZEか、


『はる今日何番?』

『今日3だけどもちゃんは!』

『今日5( ;__; )かりん6でりん12だってはるセンター入る?』

『センター入れたら入るけど上0.5入っとくからセンター取れたられなが上0.5おいで!』

『ありがとう!』


電車に揺られてる間に連絡が来たのは同じグループに推しがいるれな。このグループを推し始めてすぐに仲良くなった。同い年。
そして私とれなと一緒にいるのが年上のかりんと1つ年下のりん。
それぞれみんな推しは違うけどみんな全通、必然的に一緒にいる。


< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop