私が生涯1番愛する人
「今日は、何をするんですか?」
小さな声で大好きなのりじ先輩に聞く。
「さぁ〜!」
笑って答えるのりじ先輩。
"…またかぁ"
そう、結構仲良しな生徒会メンバーは事あるごとに集まっていた。(笑)
そこで!!私は、あの"目つき悪男くん"の事を聞いてみることにした。
「あの…先輩の学年で背が高くて、目つきの悪い…眼鏡かけた…男の人って知ってますか?」
思い出し、思い出し、特徴を小声で話した。
「う〜ん。誰とよくおる?」
候補がたくさん居るようで…首を傾げるのりじ先輩。
「よく知らないんですけど…昨日の放課後、熊ボスと話してました。」
と言った瞬間…
「熊ボス昨日の放課後誰かと話した?背の高い…」
…大きな声で熊ボスに話しかけた。
何故だか隣で赤面する私。下を向いて隠していた。
「昨日の放課後?…」
熊ボスの長い沈黙、
「あっ!石田やないかいな!」…確かに回りはガヤガヤしていたが…超赤面の私。
感の鋭いのりじ先輩。
「番号しってるよ。」
にんまり笑っている。
< 16 / 45 >

この作品をシェア

pagetop