私が生涯1番愛する人

過去の恋バイバイ

次の日の朝、いつもと違う私に気付いたのは、のりだった。
「みねちゃん…ボタン…」
そう、私は半年前からずっと、前の彼にもらった"第二ボタン"をいつも鞄につけていた。
それを昨日の夜外して、そっとなおしこんだ。
「うん…そろそろね。」
笑う私。
超笑顔で抱き着くのり。
「そっか、そっか!やっぱりあの人?」
こいつもまた感が鋭い…
「ちっ違うよ!!」
否定しながら高鳴る胸をしずめた。
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