私が生涯1番愛する人
「あっ!」
私が見つけたのは歩道橋の上でキョロキョロする先輩の姿。
時間は余裕あるのに、気持ちが急いじゃって走り出した私。
「おはようございまーす!」
走りながら先輩に手をふり挨拶。
先輩も気がついて手をふってくれた。
「おはよう。」
笑顔の先輩っ!!!
「おはようございます!待ちました?遅くなってすみません。」
軽く乱れた呼吸を整えながら話すと、
「いや、今来たし。時間遅れてないよ!」
そう言うと、目の前の大きな時計台を指差した。
「確かに…」
笑いながら駅の方へ歩いた。
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