翔んでアルミナリア
夜は焚き火が興され、その周りを囲むように布が敷かれて、和やかな食事の席になった。
穀物をすり潰して練って平たくのばして焼いたとおぼしきものの上に、あぶった腸詰めの肉を乗せたものが供されて、これはなかなか美味しかった。
蓮くんと並んで腰をおろして、夕飯を口にする。
赤々と焚き火が燃え盛っている。燃やしているのは、わずかな薪と家畜の糞を乾燥させた燃料だ。
皇弟の一味がこちらを尾けているなら目印になってしまわないか心配だけど、焚き火もザンテ族の歓迎の証なので無下にはできない。
火といえば、そもそも蓮くんと櫓祭りに行ったから、こうしてアルミナリアに来ることになっちゃったんだよな。…なんだか遠い昔のことのようだ。
とりとめなく思考にふけっていると、「実花子」と蓮くんに話しかけられた。
「ん?」
「そもそもカリンガ王家の宝ってさ、ほんとに神の遺産と関係あるのかな?」
蓮くんはどこか浮かない表情だ。
「蓮くんが分からないんなら、わたしに分かるわけないよ」
創造主は蓮くんだ。
穀物をすり潰して練って平たくのばして焼いたとおぼしきものの上に、あぶった腸詰めの肉を乗せたものが供されて、これはなかなか美味しかった。
蓮くんと並んで腰をおろして、夕飯を口にする。
赤々と焚き火が燃え盛っている。燃やしているのは、わずかな薪と家畜の糞を乾燥させた燃料だ。
皇弟の一味がこちらを尾けているなら目印になってしまわないか心配だけど、焚き火もザンテ族の歓迎の証なので無下にはできない。
火といえば、そもそも蓮くんと櫓祭りに行ったから、こうしてアルミナリアに来ることになっちゃったんだよな。…なんだか遠い昔のことのようだ。
とりとめなく思考にふけっていると、「実花子」と蓮くんに話しかけられた。
「ん?」
「そもそもカリンガ王家の宝ってさ、ほんとに神の遺産と関係あるのかな?」
蓮くんはどこか浮かない表情だ。
「蓮くんが分からないんなら、わたしに分かるわけないよ」
創造主は蓮くんだ。