【完】今夜も愛してあげる。
ここまでは普段と変わらない。
家を飛び出した時と同じ服を脱がして下着だけになると、全身に無数に残る彼が刻みつけたキスマークが露わになる。
3日前くらいにしつこく何度も付けられたものだ。
これを見たらあの一夜を走馬灯のように思い出す。
無職の私はまだいいとして、仕事してる女の人とかは隠すの苦労してるだろうな。
そして再び胸元、肩、二の腕を啄んで、肌に赤い痕を足した。
ええ、まだ増やすの…?
タートルネックばかり着なきゃいけないし、いつまで経っても消えないからあんまりつけ過ぎないで欲しい。
それと同時に、身体の輪郭を辿っていた手のひらを胸に滑らせて膨らみを包み始めた。
湊叶さんをじっと見つめたら、近距離から見つめ返しながら主張を始める乳首へ舌先で触れて。
拒絶しようと伸ばした手を「悪い子だね」と言っているみたいに指を絡めてぎゅっと握って枕元へ縫い付けられ、乳首を音を起てて吸い上げてから唇を重ねた。