【完】今夜も愛してあげる。





程よく筋肉がついた腕がしっかりと私の腰に巻き付いて、緩まる気配がない。


さっきから飽きずに胸やお尻を撫でたり揉んだりしているのが、誠実そうな見た目に反したいやらしさがある。


非難の気持ちを込めて睨んでも、ダークブラウンの瞳を幸せそうに細めるだけで何の効果もなかった。



観念して抱かれるしかないみたい。


1日しなかっただけでこんなに欲が溜まってるんだから、きっと激しくされるに決まってる。

腰痛の薬でも買っとけばよかった…




明日の腰の心配をしていると四肢をベッドに着いた湊叶さんに唐突に唇を塞がれ、ビクッと身体が震えた。



バサリと布団が床に落とされる音が耳に入る。



両足を左右に広げて、その間に体を埋めてきた。

挿れる時の体勢みたいで恥ずかしい。



首筋から鎖骨にかけてキスしながらゆっくり移動し、胸の先端に唇を滑らせ、皮膚に軽く歯を立てられたらどうしても「んっ……」と声が出てしまう。


しかも痛みを感じない程度の甘噛みだから、擽ったくてもどかしい。



更に手のひらを私の体の輪郭に沿って滑らせるから、詰めた息が甘い吐息に変わる。




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