【完】今夜も愛してあげる。
結構長い時間話し込んでいて、ふと時計を見ると現在午後5時半。
一旦解散して、20時に和泉さんが予約した店に集合することになった。
どこか寄りたい所や欲しいものはある?と聞かれて特にないと答えると、
なら俺に付き合ってくれるかと車を走らせ、バッティングセンターに辿り着く。
体を動かしたいんだって。
私は外で見てるだけ。
「私がいたら邪魔にならない?」
「むしろ男だけだとむさ苦しいから、智紗が居てくれたら華があっていいと思う。悪い奴らじゃないから安心して。念の為、俺の傍を離れるなよ。」
「華って、大袈裟な…」
むさ苦しいどころか香水の香りしかしない。
カキン、とボールを打つ音が響く。
「俺と朝哉が仲悪い事、アイツらは知らないんだ。心配掛けたくないから気づかれないようにしないと」
そうなんだ、言ったら協力してくれそうなのに。