【完】今夜も愛してあげる。




隣の湊叶さんに目を向けると、

一切笑ってなくてビクッと体が跳ねる。

離婚したいと言った時と同じ、殺気立ったオーラが全面に出ていて怖い。



『あーあ、怒らせちゃった。知ーらない』


和泉さんが呟いたのを聞き逃さなかった。




「………よく本人の前でそんな失礼な事が言えるな。
君の神経を疑う」


あ、まだ怒りを抑えてる。



「センパイ急に冷たくなったぁ〜!
私、思った事素直に言っちゃうタイプなんで気を悪くされたらごめんなさいっ!」


まったく悪びれてない口調で反省してない。


今更になってムカついてきた。





「結婚してても全然いいので前みたいに遊んで下さい!センパイとならセフレでも大歓迎です!」


「は?」



元々悪かった空気が更に悪くなる。


配偶者がいる前で堂々と誘うなんて、度胸ある子だな…


それとも私が平凡な見た目だから、グイグイ押したら湊叶さんが簡単に靡くと思われてる?……泣きそう。





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