【完】今夜も愛してあげる。
私達には必要ないと思いますが。
最初は湊叶さんとならしてもいいと思っていたけど、いざ誘われると抵抗してしまう。
どうにか気持ちを萎えさせようと、必死に嘘をついた。
「今、女の子の日なので無理です」
「終わるまで待つよ」
「えっと、私、経験がないので不快な思いをさせてしまうかもしれません」
「大丈夫、ゆっくり少しずつ慣れていこう」
「いや、あの………実は、前の彼氏に無理矢理挿入されて痛くてトラウマになってるんです。
どうしてもできません。ごめんなさい。」
「辛い思いをしたんだね。いきなり挿れたりはしないよ。君が嫌だと言ったらすぐに止めると約束する。だから、安心して身を委ねて欲しい………駄目かな?」
包み込むように手を握り、真剣な表情で見つめられたら、
「…分かりました」
何となく断りづらくて頷いた。