エリート官僚はお見合い妻と初夜に愛を契り合う
彼のやり方は思っていたよりずっと優しくて、常に私の様子を見ながら、ゆるやかに動いてくれる。
おかげで緊張と痛みが和らいできた私は、段々と心地よさを感じるようになってきた。
その素直な感想を、言われたとおりに彼を見つめたままで、上擦った声で告げる。
「時成さん……なんか、気持ちいい、かもです……っ」
「……かも? んな生ぬるい快感で済むと思うなよ」
彼はそう言うと、汗で濡れた前髪をぐいっと後ろに流し、瞳を妖しくぎらつかせて激しく腰を打ちつけてきた。
思わず大きな声で喘いでしまい、恥ずかしさから顔をふいっと彼から背ける。
しかし、瞬時に彼が私の顔を両手で包み込み、無理やり正面を向かされた。
「目を逸らすなと言ったはずだ」
「だって……」
恥ずかしいから、と私が続ける前に、時成さんが切実な声音で言った。
「だってもくそもあるか。俺はこんなにお前を愛してるって……今、全身で伝えてんだ」
心で感じている愛おしさと、体で感じている甘い快感。その両方をあふれさせたような甘い言葉に、心臓が貫かれたようだった。